歯周病治療
デンタルケアとセルフケアの相乗効果
歯周病とは、歯と歯茎の間に入り込んだ歯周病菌が炎症を起こす感染症です。最初は歯茎が腫れる歯肉炎になり、進行すると顎の骨が失われる歯周炎になってしまいます。治療法は、歯周ポケットにたまったプラークと歯石をクリーニングすることが有効です。歯周病も虫歯と同様に完治することはなく、定期的、長期的にメンテナンスをしなければいけません。また、悪化を防ぐためには、ご家庭でのうがいや丁寧なブラッシングなどセルフケアも必要です。歯科医師、歯科衛生士、患者様が一緒になり、歯周病の改善をめざします。

歯周外科手術でプラークを徹底除去
歯周病の治療では、歯周ポケットにたまったプラークと歯石をスケーラーという機器を使って取り除きます。しかし、クリーニングを繰り返しても状態が改善されない場合は外科的手術が必要です。歯茎を切開し、歯周ポケットの奥深くに入り込んだプラークと歯石を徹底的に除去します。手術自体は20〜30分ほどで終了します。術後の良好な状態を維持するために、定期的にメンテナンスをしてください。

うがい液を活用し、唾液をコントロール
歯周病の予防・改善には唾液の量を増やし、サラサラとした状態にすることが大切です。唾液が少なく、ねばついていると、口の中に食べカスが残り、それをエサに歯周病の原因となるプラークが増殖していきます。唾液の状態をコントロールするためには、うがい液を活用してください。ブラッシングとの相乗効果で、お口を清潔に保つことができます。当院では、さまざまなうがい液を取り揃えていますので、スタッフにご相談ください。

痛みが少なく、予後も良好なレーザー治療
当院では、歯周病治療に「炭酸ガスレーザー」を導入しています。炭酸ガスレーザーの光は水分に吸収されやすいため、深部への影響が少なく、痛みや身体への負担を抑えた治療が可能です。副作用も少ないため、高血圧や糖尿病の方、妊娠中の方でも安心して受けていただけます。
